1920年代のヴィンテージボタンです。その時代のアール・デコらしい直線を生かした明快なフォルムを、カラーの組み合わせとカッティングで魅せた、美しく、芸術性の高い仕上がりです。凝ったデザインはコレクターの方にも自信を持っておすすめします。
素材は、アップルジュースカラーと呼ばれる透明のベークライトと着色したマットなブラックのベークライトが組み合わされています。透明のベークライトに浮かぶゴールドのラメの煌きが装飾性を高めています。繋ぎの部分には着色されていないベークライトの素のままのブラウンも見ることができます。厚みを持たせた大きなフォルムに、色の重なりを効果的に見せてカットした存在感あるボタンです。他の2点と比べて、小ぶりのシンプルなデザインです。
時代背景が表現された美しいボタンは見ているだけでも素敵ですが、コートの飾りボタンやアクセサリーにおすすめです。
■素材: ベークライト
■サイズ: 35mm×36mm×5mm
■製造国:
◎ベークライトは、1907年にアメリカのベルギー人化学者、レオ・ベークランド氏が発明したもので、1950年代頃に他の安価なプラスチック製品に移行するまでは、樹脂素材の主流としてさまざまな生活用品に使われていました。以降製造は終了し、現在は当時のベークライト製品のコレクターも多いです。特に、透明なベークライトはべっこう色に経年変化し、“アップルジュースカラー”と呼ばれてコレクターに好まれています。